の3つの記事でお届けします。
この性格嫌だ!と思った時、「それをやめよう、やめよう」としていませんか?
やめられない自分を否定してしまいがちですが、違った方法もあります。
特性、性質という言葉を使つ機会は少ないですし、
漠然と使う方も多いかもしれません。
しかし、曖昧なまま使っていると、人に言う際も曖昧なまま伝える事になりますよね。
合っている、合っていないではなく
自分のものの考え方とか
色々な論理の構築の仕方とかも含め
自分の世界の中では特性はこういう意味付けで使う傾向が高いとかが
その人の中にあると、同じ特性について話す時も、
その人その人に合わせて使う事が出来るのではないかなと思います。
明確にこれは性質で、これは気質で、と分けにくいというのはあるんですね。
繋がりあって関係しあっているものではあるので、
線引きとかは考えなくてもいいけれど、
繋がりだけでも自分の中にあると語りやすいのではないかと思います。
悲観的が特性として備わってるとしたら
本来あるべき特性の、片方の極に偏ると『悲観的』になり
そのもう片方に『思いやり』があるかもしれません。
悲観的になるというのは、育った環境の中や与えられた環境の中で
一つの特性が反対の極に働いた結果、悲観的になっているのかもしれません。
他のものがきても『思いやり』に働けなかった場合、『悲観的』に転じる。
思いやりを持った特性があったとして、『思いやり』に働けなかった結果
反対側で悲観的に転じている。というような感じです。
物事を新しく見つけて、切り開く特性があったとしてもさせてくれない場合、悲観的に働いているのかもしれません。
同じ悲観的に捉える人が10人いたとしたら、
もとあるものに戻って、もう反対のプラス側に行った場合に、
『思いやり』だったり『切り開く特性』だったり、
なにに転じるかは人それぞれじゃないのかな。と思います。
Aと言う極に働くと悲観的、
Bと言う極が思いやりだとすると
真ん中は動きやすいポジションですよね。
真ん中を挟んだ中間あたりが、特性がうまく働くところです。
1つの特性の陰陽とか、二つの側面があるとしたら、
中間あたりがいろんなところでバランスが取れますし、
色々なシチュエーションで生かしやすくなります。
ポジティブや楽天的ならよいのかというと、
内面見ていく時に、ポジティブ過ぎたり楽天的すぎると、
見落としてしまうことがあります。
悲観的と言われている時は意識が内側に向いて、
なんでこんなに物悲しくて辛いんだろうか?と思った時に、
より極に近づくほど、悲観に支配されるから、
不安や恐怖を連想されたりします。
しかし、自分が悲観的と表現しているものが、
自分に役立つ範囲で機能していたら、
そういう状態になった時に沈静化して
内部について知っていく事が出来て自分を精査しやすくなります。
1つの特性は、陰陽どっちでも働いている方がよく、
特性を生かせる範囲内で留まっているのがいいですよね。
極端な例でいうと、楽観的なのがいきすぎてしまって、
お通夜で「大丈夫さ、また来世で会えるよ!!」
とか言っちゃったらまずいじゃないですか(笑)
なにか改善したい性格、ものの考え方があったとしたら、それを消すのではなく『本来備わっているもののマイナス側の働きだとしたら、反対側に転じたらどうなるんだろうか』という考え方をしていくと良いかなと思います。
改善したい行動を打ち消すことばかりやらずに、
「転じたらこうなんだ」としたら、
そうなるような接し方や考え方を、積極的にしていくということですね。
打ち消していくのは悪くはないし、
否定もしないけども、
そのやり方を採用すると、
本来求めているものに行き着きにくくなります。
できれば反対にひっくり返したレパートリーを増やすと良いです。
例えば頑固で、やめた方がいいと分かっていても、
旦那さんや奥さん、親しい友人に言われると
「負けたくない」みたいなのが働いて意地を張ってしまう場合。
それをやめたい、変えたいと思った時に、頑固を反対に転じたら何になるか?
素直にものを聞くようにするとか、
新しい可能性に対して興味を持つとか、
勝ち負けじゃない状態、とか。
キーワードをいっぱい出していきます。
キーワードに沿って、これが表す状態をまた書き出していく。
特性という見方をすると、特性だから分かりづらくなるじゃないですか。
現状起こっている考え方やパターンを、
反対側に転じたらこういう風な可能性が考えられるな。
こうだったらいいな。
を書き出していきます。
5つくらい方法が出たとしたら、5つ取り組んでみたら、うまくいく可能性は高くなります。
あっているかどうかというよりも
元をやめよう、消そうとするよりも
その新しく書きだした5つをやっていく方が、
明らかに変わる可能性が高いです。
私が話を聞いてアドバイスをする時と言うのは、その人の可能性をずっと見続けています。
「今の環境の中でそう思ってるんだ」
「その選択肢しかないんだ」
その選択肢の中にある可能性などを見て、それについて話すということをやります。
5つ出てこない場合は、ワークショップ形式のものを作って参加してもらうというのも良いと思います。
どうしても自分で考えると考えが至らないことがあります。
なのでワークショップに参加したメンバーに質問を投げかけて、回答をしてもらい紐解いていく。というような事を採用すると良いかもしれません。
考えて出なかったとしても、
「自分で変えたい」
「嫌だ消していこう」
という考え方ではなく、反対側に転じたらどうなるか?
を考えるだけでも、今まで自分の中になかったものが働きだしています。
すぐ答えが出ない分からなくても繰り返していくことは、その方面に対するロジカルな部分が作られていくために必要な作業です。
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