エピソード①は竹島愛佳さんのこと、そしてグラスアートについてのお話でした。
続いては
ぱんだ:そういう意味でもグラスアートがどんどん広がっていくわけですね。 愛佳さんはご自身のことや事業のこととをPRしていくとかプロモーションしていくことはじっくり考えてされているんですか。
竹島さん:考えるタイミングが来た時にぐっと考えて、そこから動くのが早いという感じはします。
ぱんだ:ご自分の場合はPRもプロモーションもそういう形で進んでいくんだと思うんですけど、グラスアートの他にPRというお仕事もされてます。今の案件としては個人と法人はどういうバランスですか。
竹島さん:PRは大体長期で携わることが多いので、現在3社受け持っているんですけど全て法人です。
ぱんだ:長期は半年とか1年とかですか。
竹島さん:そうですね。これはどこのPR会社も同じだと思うんですけど一番短くて3ヶ月、私の所は最短で半年からという契約でさせて頂いています。
ぱんだ: 私だったら3ヶ月だと短いと思うんですけど、やはりそういうのもあって最短は半年にし てるんですか。
竹島さん:はい。
ぱんだ:PRって私からするとなかなか難しいことだし、すごく熱意もいることだと思うんですが、PRの仕事は依頼されると誰でもオッケーという形ですか。
竹島さん:そんなことはないです。やはりこちら側も、その商品をいいな広めたいなという思い入れが行く商品、後は社長さんとお互いのマッチングで決めます。
ぱんだ:例えば、こういう商品だとマッチングが良いというのがあるのか、同じような商品でも何かマッチングの度合いが違うというのがありますか。
竹島さん:やはり私は人かなと思います。 自分がその業界に勤めたことがあると知識はあるわけですけれど、そこで選んだりはしません。 全然知らない見たことないものでも、わーこれすごい!と思って社長さんと意気投合すればOKします。
ぱんだ:意気投合という言葉が出ましたが、それってどういう定義がありますか 。
竹島さん:何ですかね、肌感覚。
ぱんだ:例えば私 、A さん、 B さん 、C さんという社長がいたら、意気投合する肌感覚は4 人それぞれバラバラという可能性もあります。
竹島さん:そうですよね。
ぱんだ:それはかなり対応力が発達していると思います。そして知覚の制限や限定がないような感覚がしますが、そこは自分では認識されていますか。
竹島さん:はい。多分こういう感じの方だとうまくいくというのを、過去の経験から知っているという のは参考にします。例えば何十代ぐらいの男性がいいとか、こういう感じこういう話し方をしてくださる女性だとうまくいきやすいとか、そういうので選んだりはします。でも大抵人とはうまくやっていけるほうだと思っています。
ぱんだ:それは単純にコミュニケーションが好きとか得意というのとはまた違っていますか。
竹島さん:どうでしょう。あまりコミュニケーションで困ることはないですけれども。
ぱんだ: 人に対して好き嫌いはありますか 。
竹島さん:ありますよ。
ぱんだ:嫌いな人でもうまくはやっていけますか。
竹島さん:最初は、合わないかなとかこの方は私のようなタイプの人を苦手と思うんじゃないかなと、こちらから思ったりすることはあります。でも回数を重ねていくと大体仲良くなれます。
ぱんだ:やはり対応力とか、相手の世界に対しても適応力が発達しているのかもしれないです ね。 そういう愛佳さんにお仕事を頼むと、PRがスムーズに進むように思うんですけど、実際どうですか。
竹島さん:グラスアートとは違って、どれだけ時間を使ってもどれだけメディアにアプローチをしても、掲載などの成果が出なかったらすべて失敗という感じになるので、はっきりとした成果を出さないといけません。 やっている時はパワーやエネルギーが満ち溢れるという感じはありますけど、そういう苦しさも含 めてグラスアートにはない、『私が使いたい力』みたいなものがあります。
ぱんだ:『私が使いたい力』とは、もう少し細分化して言ったらどういう内容ですか。
竹島さん:グラスアートだけをやっていた時は、自分の中で静と動みたいな気がするんです。 グラスアートは自己表現の場であり、生徒さんに対しては癒しの空間の提供みたいな。なので成果はあってないような感じでいいと言うか。私的にも自分の心地よさがゴールという所があって、 私は作り方を教えているだけで、その先に生徒さんが作品を作っているだけなんだけど、こんな 変化がありましたみたいなことを言ってもらえた嬉しさとかはあります。でもそれだけをやっていると、こっちに持っている、まだ明確じゃないんですけど、この武器はいつ使うんだみたいになる。 幸せと成果というのかわからないですけれども、わたしはずっとそのバランスを取りたいと思って仕事をやってきました。 ちょうどぱんださんに出会った頃、成果の方をすごく使っていて、うまくいっているとみんなに言われていました。でもなかなか幸せの感覚はなかった時に、ぱんださんに出会ってバランスが取れ ていきました。
ぱんだ:そうですね。幸せについては出会った最初の頃に何回か言いましたね 。幸せと成果の先に豊かさがあるんだけど、今は本当に幸せも成果も豊かさに溢れている感じがします。
竹島さん:嬉しいです。
ぱんだ:ご自分ではどうでしょう。私から見て、成果と幸せがあって豊かさがあるという今の状態は、また何か新たなことをやっていくとか今あることをもっと深めていくというのに役立つものなのかどうか、いかがですか。
竹島さん:役立つものだと思います。
ぱんだ:役立つとして、2年後か3年後にどういう形で役立つと一番嬉しいですか。
竹島さん:難しいですね。
ぱんだ:1年後だったらもっとわかりやすいですか。
竹島さん:今本当にやっとバランスが取れたと思っていて 。
ぱんだ:私にはもう少し前からバランスが取れているように見えていたんですが。愛佳さんの自覚では最近という感じなんですね。 バランスが取れてきているその状態だと、例えば今まで瓦100枚割れてたのが600枚、700枚割 れてるくらいになっていると思っておくといいかな。 それだけバランスが取れて豊かさがある状態 というのは、同じ強みを使っても出せる成果は変わってくるから、そういう認識を持っていただくといいと思います。いつか私もPRお願いします。私もと言うか私の会社をお願いします。
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