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家庭、夫婦、イベントについて/谷脇節子さん対談 第三部

家庭、夫婦、イベントについて/谷脇節子さん対談 第三部

 

リラックスランジェリー COSture(コスチュール) オーナーデザイナー、イベントプロデュースをされている谷脇節子さんとの対談記事をお届けします。
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1 リラックスランジェリーの仕事
2 今一番好きな 着物

 

 

家庭、夫婦

 

ぱんだ:ご主人は自分も、着物を着るとは言わないですか。

 

谷脇さん:一度聞いてみたんですけど、俺はいいという返事でした。だよねと思って。そこはいいです。

 

ぱんだ:お子さんの反応もそうだしご主人の反応もとても素直でいいなと思ったんだけど、節子さんも素直ですよね。

 

感じ方とか表現の仕方もそうだし、思って考えて言うのも。素直に思ったり感じていることを伝え合うのは、元から夫婦間では素直にできてい たのか、それとも自分たちで話し合ったり、何かあったらそれは嫌だとかいうのを伝えたりして変わってきたのか、どうなんでしょうか。

 

谷脇さん:自分の思ってることについて話し合うというのは実はあまりしたことがありません。 よほど何か話し合わなければいけない内容、 車のローンとかそういうのがあった時は話し合うん ですけど、ただ私は正直に話そうというのは心がけていて、それをずっと心がけているうちに主人の反応も素直になってきた気がします。

 

最初はもうちょっとかっこつけてたと思うんですけど。

 

ぱんだ:仕事柄いろんな方の相談を受けることが多いんですけど、お仕事を自分でされている女性は、夫婦間のことであったり、仕事と家庭のことで悩んで考えたりされるんですが、節子さんの場合特にそういうのはないですか。
谷脇さん:仕事と家庭の両立とかそういうことですか?あったかな、ないですね。

 

ぱんだ:あっという間に終わっちゃいました。

 

ぱんだ:仕事もうまくいくし家庭もいい感じだし、それを取り立てて何かこうしようではなく、自然に 素直に振る舞っていたら、なんだかわからないけどいい感じにいっていますという感じですか。

 

谷脇さん:そうですね、仕事のことを話し過ぎず話さなさ過ぎずみたいな 。

 

ぱんだ:適切な量を伝え合う。

 

谷脇さん:そうですね。大事なことやこういうことを悩んでいるんだよね、ということがある時は話したりします。
でも普段は特に話さないという感じです。

 

 

ぱんだ:夫婦関係もそうだし、自然体でいい結果を出しているのがすごくいいなと思いました。 秘訣とかあるなら、皆さんにお伝え頂ければと思うんですけど、分からなければスルーしてもらっても大丈夫です。

 

谷脇さん:秘訣か・・・やっぱり素直なことかなと思います。

 

ぱんだ:じゃあ皆さんも、素直に思っていること感じていることを伝えるということと、ご主人やお子さんが素直に言ってきたら、それを素直に聞くということ、後はその適切な量の情報を正しく伝えるということをやってみられると良いと思います。

 

仕事のことも家庭のこともそうだし、洋服もそうだし着物もそうだし、自分の好きということにも素 直に反応されているんですけれど、例えばイベント主催とかプロデュースもされてるんですけど、 今何かプロデュースしていたり関わっているイベントとはありますか。

 

イベントの仕事

 

谷脇さん:決定していないのでちゃんとお話はできないんですけれど、大きくリアルで開催予定のイベントをプロデュースと主催の一人として入らせてもらう準備が着々と進んでいます。

 

ぱんだ:準備なんですが、リラックスランジェリーの時は得意じゃないことでも必要だからやりましたということでした。着々と準備している中で、得意でやっていてめっちゃ楽しいということと、めっ ちゃ得意じゃなくて頑張っているけれどちょっとしんどいというのがもしあれば聞かせていただけると良いと思います。

 

谷脇さん:アイデア出し、プロデュースの部分、企画とかこうすればうまくいくんじゃないか、こうしていくといいんじゃないかというのは聞かれなくても出てくるんです。

 

思いついた瞬間出てくるというか、ばーっと量がすごいんですけど、プレゼンとかをしないといけなかったり、ちゃんと説明したりするということになるととても苦手です。湧いてくる方ほど私の頭は働かない。
だけど、そのイベント自体の構造が入っているのは私の頭の中なので私がやるしかありません。 色んなヒントをもらいながらまとめて、それが得意な人に上手いこと直してもらって、次にはそれをちゃんと覚えて発表する、ということを今まさに準備中です。

 

 

ぱんだ:自然に湧いてくるものというのはとめどなく湧き上がる感じだと思うんですね。それを尽き ることなく話せればいいけれど、時間が制限されていたら全部を出し切ることは難しいと思うんで す。限られた時間の中で自然に湧き上がるすべての中から、これだけは外してはいけないとかこれはどうしても伝えたいというのを絞っていく優先順位や重要度はどうやって決めていますか。

 

谷脇さん:重要度はイベントで言うと、イメージやそのイベントで大事にしたいテーマとかがあって、それから外れたくないことは何度でも言う、という感じです。

 

ぱんだ:外れたくないものが節子さんにとっても大事なものであるし、イベントにとっても、そこに関 わる人や地域にとっても大事なものなんですね。
イベントにはどういう姿勢で関わるんですか。自分の心の在り方や価値の置き方も含めてです が。

 

谷脇さん:全部がうまくいくように。

 

ぱんだ:というところで関わるんですね。

 

谷脇さん:そうです。参加してくれる人にとってもいい、場所にとってもいい、うまく回るようにという思いで。結果みんながいいという感じになるのをいつも考えていると思います。

 

ぱんだ:イベントの規模が大きくなってくると、例えば重要な役割を果たすような人も複数人出てきますよね。一人ひとり大事にしていることや思うところが違ってたりするんだけど、そういう時に自 分の大切なこと大事にしていることを伝えるのに、一対一でたくさんの人にどういう関わり方をするんですか。

 

谷脇さん:一対一の時にですか。相手の大事にしていることは大事にする、私の大事にしているのはこれですとお互いにそこは尊重して、譲れる所や協力できるところでやっていく、ということをします。

 

 

ぱんだ:相手の大事にしていることも大事にするということは、相手そのものを尊重するということ だと思うんですけれど、節子さんの中ではそれは割と簡単にできることなんですか。

 

谷脇さん:共通するようなことを思っていれば尊重しやすいですし、え!?そこ?と思うようなことがその人にとって大切なこともあるので、それは尊重するという感じです。

 

ぱんだ:それは私のイメージでは、線引きが自分の中でうまくできないと正しく機能しないと思うんです。
線を引く基準が何かを自分では気づいているんですか。こういう価値を基準にしてるとか、こういうことを基準にして線を引いて分けていけるとか。

 

谷脇さん:相手を尊重するのにという意味ですか。

 

ぱんだ:時にはえ⁈そこ?と尊重しにくい部分もあるのにできてしまうのは、線を引くということに例えたとしたら何か自分の中で基準というのは決まってるんですか。

 

谷脇さん:基準ではないと私は思っています。相手は相手、私は私なので、私にわからないことが大事な人ももちろんいるんだということが分かっているということです。

 

ぱんだ:分かりました。そういったことがあって、ちょっと躓くようなことがあっても嫌なことがあって も、イベントを完成させ終わらせるために頑張っていけるんですね。

 

自分の中でずっとモチベーションは一定してますか。

 

谷脇さん:してないです。やっぱり大変なことがあるとシュンとなりますし、思い通りにいかなかったり予定していることがそうはいかなかったりすると下がることはあります。

 

一瞬下がってじゃあどうする、となっていくとまた気持ちが上がってきてということの繰り返しで す。

 

 

ぱんだ:その繰り返しの中で自分で気づいてまた変わっていくところもあると思うし、その繰り返しをしていくことによってイベントが成功に導かれるのかなと思います。自分の中で成功した達成し たというのを感じた時に、成長する感覚が伴うものなのか、満足したやったという感じで終わって行くのか、どういう感じなんでしょうか。

 

谷脇さん:意外と満足は感じないものだなとは思いました。やった!とは思いますし、決して失敗も していないしイベント自体は成功しているし、いいことはいっぱいあったんですけど、それでも満足というのはなかなかなくて終わっていってる感じですね。

 

ぱんだ:やった!という感覚と、走馬灯じゃないけどスタートからここまでのことがバーッと頭の中で 繰り返されて終わったという感じですか。

 

谷脇さん:そうですね。終わったという感じ。

 

やっぱり成長はするので、この辺がちゃんとできた なとか変われたなとかうまくやったな私、とかそういう感慨深い感じはあります。

 

ぱんだ:節子さんと同じように、家庭もありお仕事もしてみたい、自分の胸の内にあることを達成してみたいとか、できることなら地域や何かに関わってイベントなどをやってみたいという人はいる と思うんです。でもまだ思ってるだけで最初の一歩が踏み出せない人もそれなりにいると思います。

 

節子さんからその方たちに向けて、最初の一歩を踏み出すのに役立つような言葉があればいただけたらと思います。

 

谷脇さん:今思っていることをやってみたらいいんじゃないかと思います。
ぱんだ:皆さん、今思っていることを素直にやってみてください。節子さん今日は本当にありがとうございました。
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