ぱんだと各界で活躍されている方々の対談動画・記事を公開しております。
あかがわくまこさんに自分というシステムや知覚についてなどお話をしました。
五部に分けてお届けします。
ぱんだ:どんなお仕事をされていますか。
あかがわさん:ビジネススクールのサポートスタッフとして働いているのと、企業や個人のお客様にライティングやコラムを提供したりしています。
ぱんだ:コラムやライティングの内容は、各企業や個々のお客さまのニーズに合わせて書くと思うのですが、ライティングの能力は元から自覚されていましたか。
あかがわさん:むしろ苦手だと思っていました。得意という意識は全くなかったです。
ぱんだ:書くという作業はされていましたか。
あかがわさん:起業する前にアメブロで記事をアップしていて、そういうのは楽しかったです。
ぱんだ:苦手だけども楽しさを伴いながらできていたということですね。
あかがわさん:そうですね。上手な文章を書こうとすると書けないけれど、自分の思ったことを素直に書くのは楽しいという感じです。
ぱんだ:それをサービスとして提供する仕事にしていこうと思ったのは、何かきっかけがありましたか。
あかがわさん:ビジネス系のオンラインサロンに入った時には、ブログのPVがそこそこあったので、ライティングをやってみようということになりました。
元々薬剤師で、アロマの資格を取ったりしたので、わたしとしては起業するとしたらそっちかなとうっすら思っていました。まさかのライティングだったという感じです。
ぱんだ:PVがある程度あるということは、読んでもらえている、読みたくなるような文章なんだということでの提案だったんでしょうね、おそらく。
意外だったかもしれないけど、そういう意思や目的を持ってやり始めて、それ以前と何か変わりましたか。
あかがわさん:文章を書くこと自体には気持ち的な大差ないというか。評価されるされないは別として、書いてもやりがいはあまり感じていなかったんです。
普通にできてしまうこと、おそらく強みなんだと思うんですけど、それが「こうやって書いたら評価してくれる人がいるんだ」というのが逆に驚きでした。強みだからこそ「こんなしょぼいことで褒めてもらって良いのかな」という気持ちはありました(笑)
ぱんだ:そうなんだ(笑)
私だったら気負ってしまってかえって書けなくなるかもしれないけれど、そういうこともなくそれまで通り書くことができたんですか。
あかがわさん:はい。
ぱんだ:書くのも強みだけど、「やる」と言うことに対して失敗のイメージが湧かないとか気負わないのは、それは精神力や自分の考え方が影響してるんでしょうか。
あかがわさん:私は、失敗の概念も成功の概念もあまりないんです。
成功も失敗もゆっくり流れていく時間の中での定点観測でしかありません。失敗はもちろん怖いですし間違ったらどうしようと思いますけど、死ぬ時にやっといろんなことがわかるというような時間の捉え方なんです。
ずっと終わりがないみたいな価値観で、だからこうなんだと比較的最近わかった部分です。その価値観がベースにあって、プラス体験してみたいというのが強いんです。世の中のこと全部を一生をかけて体験して実験することを繰り返しているような感じなので、だからじゃないかと思います。
ぱんだ:それは、知的好奇心や探究心などと関係するのか、それとも自分独自の論理が働いてそうなのかどうでしょうか。
あかがわさん:子どもの頃に遡って考えると、好奇心はものすごく旺盛だったので、知的好奇心や探究心があるんじゃないかと思います。
ぱんだ:知的好奇心も探究心も旺盛なことと、定点観測ができることが揃うと、一つのものを突き詰めていくのにとても役立つし、いろんなものを広く深く知っていくのにも役立つと思います。そう いう意図で使ったりしてるんでしょうか。
あかがわさん:はい。最近それがやっと分かるようになりました。ぱんださんが言ったように細かくしてみるとか広く捉えるというのが、両方ともすごく大事だと思っています。こうすると自分の思考や情報を拾いやすいということや、自分の脳の使い方がほんのちょっとわかった感じになってきました。
ぱんだ:いいですね。
あかがわさん:やっとこうやって自分を使えば良いんだと分かってきたところなので、今は昔に比べたらそういう見方ができている気がします。使っていく、使いこなすのはこれからかなって感じです。
ぱんだ:広く浅く物事を知っていくことができる人は結構たくさんいるんです。でも広く深くできる人が割と数少ないんです。せっかくだから今後そこを生かしていくのがいいかなと勝手に思ったりし ます。
あかがわさん:ありがとうございます。私もできればそうなりたいと思っています。
ぱんだ:強みもあるだろうけど、もっと複合的にそういうシステムを自分が持ってるんだとしたら、 そのシステムをどういう方向に生かしていきましょうか。
あかがわさん:その「広く深く」ができて、そういうシステムが私の中にあるのであれば、もっといろんな体験がしたいです。私の場合は体験から学ぶ感じなんです。
それもやっとわかってきたことなので、どんどんいろんな体験をして、点を線でつないで面になって立体になってというのを自分の中で構築していきたいです。
その過程で世の中の役に何か立つことがあれば、やっていきたいと思っています。
ぱんだ:あかがわさんが持っている「広く深く知っていく」システムを二次的には人や社会に役立てればいいと思いますが、第一は自分を生かすとか好奇心だと思います。そこを伸ばしていくために、私にできることがあるとしたら何だと思いますか。
あかがわさん:ぱんださんができる事はすごくいっぱいあるだろうなと思っています。 私はぱんださんのブログや小冊子も読んでいて、見えない人のシリーズもすごく好きです。後ろにいる人たちのチームを作る話があったと思うんですけど。
ぱんだ:ありますね。
あかがわさん:その話が好きで、そういう最強連合軍を作れるだろうと思って読んでいますが、一番はやっぱり知覚を広げることかなと思っています。
私自身は全脳開花を受けて、やっと自分の中の価値基準がはっきり見えたんです。きっと皆さんが持っていると思うんですが、多分自分じゃ分からなくて、分かっている人も薄ぼんやりしてると思うんです。私の場合は全脳開花を受けてからピンポイントで「これ」って言うのが分かりました。 受けたのは3年くらい前だと思いますが、最近になってやっと大きな歯車が回り始めた感覚があって、これってこういう事かと自分の脳の使い方が少しわかった気がします。 もしぱんださんが強みや資質などを生かすことをしてくれるのであれば、私は知覚を広げて欲しいので、また全脳開花を受けに行きたいです。それと後ろの人たちに関することかなと思います。
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