竹島愛佳さんとの対談最後のエピソードです。ご覧ください。
ぱんだ:グラスアートとPRの他に、プロデューサーというのかコーディネーターというのか交渉人というのかよくわからないですけども、1回限りの大きいイベントなどに関わってそのイベントを成功 されていますね。あれは依頼されるからやるんですか、自分がやりたいと思うからやるんですか。
竹島さん:ほぼほぼ依頼されるからやるという感じです。
ぱんだ:それはある日急に「愛佳さん、実は」みたいな感じで話が舞い込んでくるんですか。
竹島さん:そういうことが多いです。
ぱんだ:10件依頼されたとしてその中でどのくらい引き受けるんですか。
竹島さん:1件ですね。
ぱんだ:同じような時期に何件か入ってきたら、その中から自分のこれと思うものだけ引き受けるんですか。
竹島さん:そうですね。大体そういうイベントは長期になるので、2件とか受けてしまうとたぶんやりたくてももう無理となるので1件ですね。
ぱんだ:選ぶ基準をお聞きしてもいいですか。
竹島さん:イベントは、私とは全然違うやり方でやりそうとかそういう思いつきでやり始めようとしているのかとか、結構意外だなと思ったところに面白さを見るので、これ出来るのかなこれぐらいのに飛び込んだりしたいです。
ぱんだ:全く無理やなと思うものはやっぱり断りますか。
竹島さん:このメンバーなら無理じゃないのって自分でどこかで思っているけど、このメンバーならやれるだろうと思ったらやります。
ぱんだ:じゃあ大体、難しくても自分が気に入ったらやれてしまうということですね。
竹島さん:そうですね。
ぱんだ:その辺りの土台になっている力は、小さいときからそういう感じですか。
竹島さん:やろうと決めたことですか。
ぱんだ:困難かもしれないし難しいかもしれないけれど、私だったらできるかもしれないしこのみんなだったらできるかもしれないと思ったら、よしやるぞってスイッチが入るんですか。
竹島さん:スイッチが入ります。スイッチが入るとその間の不安はほぼないです。絶対うまくいくような気がしてしまいます。
ぱんだ:それは、うまくいくような気がするというのもそうだけども、うまくいくための思考や手段しか思い浮かんでこないという感じですね。
竹島さん:そうですね 。
ぱんだ:そのスイッチが皆にもできたらいいよね。 そのスイッチを作る講座などはしないんですか。
竹島さん:スイッチ講座いいですね。
ぱんだ:愛佳さんと同じような規模では使えなくても、もっと小規模でもいいからそのスイッチを 作って、スイッチを入れたらうまくいくための思考や手段、方法しか巡らないというのはあるといいよね。作ってくれたら私も参加します。
竹島さん:お断りします 笑
ぱんだ:冗談半分でもいつかやってもらえるといいかなと思います。そのイベントなんですけども、ここしばらくはあまり自分中心ではやらないんですか。
竹島さん:自分からこれをやろうと決めてということですか。
ぱんだ:自分が中心人物として動かしていくイベントです。
竹島さん:現在進行中のイベントの発案者は私ではないけれども、会の代表になっているので、 いわば自分中心に行っていくのでそれが終わるまでは。
ぱんだ:それが終わるのはいつですか。
竹島さん:開催が令和4年の11月で、それは一応継続していくイベントを予定もしています。
ぱんだ:そういったイベントを成功させるために、自分が気をつけていることは何かありま すか。 例えば人に対してはこう、イベントの構造に対してはこうという視点で関わるとか何でもいいんですが。
竹島さん: 自分たちだけがやりたいものはやらない。 イベントをやる人間はもちろんですが、みんなが喜ぶ物をやる。例えばどこかの町のイベントをするのであれば、そこに住んでいる人が喜ばないんだったらやらないとか思っています。
ぱんだ:自分達も喜ぶし、町や地域の人たちも喜ぶだろうという、それを満たすものを作っていくという形で進めていくんですね。
竹島さん:現実的には多分不可能かもしれないけどその視点は持っています。
ぱんだ:わたしも、その視点と思いがあって関わるのと、全くそれを無視して自分たちが満足したらいいということだと結果は全然違ってくると思います。だから愛佳さんが持っているその視点や思いを両方満たしていくというのはとても素晴らしいと思います。今日はグラスアートの先生としての愛佳さん、PR事業の愛佳さん、イベントをやっていく愛佳さん の話をしてもらいました。その三つの事業は共通した自分がやっているのか、それともそれぞれ に違うキャラが出てきているのか、どうなんでしょう。
竹島さん:違うキャラでやっているところが楽しいと思っています。
ぱんだ:それは自然と違うキャラになっているんですか。それとも自分でキャラ分けしているのですか。
竹島さん:自分の中に三つ存在しているような気がして、どれかだけだとどれかだけしか使っていないという気がします。
ぱんだ:その違うキャラの自分がそれぞれ、自分の満足もだけども、関わる人の満足のために やっているというのは共通していると思うんですね。 自分と相手を満たしていくというのは、今後また別のことを始めたとしてもずっと愛佳さんの中では大切なことで、引き継がれて採用されていくんだと思います。 今日はいろいろお話をしていただきました。最後に皆さんに、自分の中で秘めた想いや達成した いことがあったら、こういうふうに考えて進めていくとうまくいくんじゃないでしょうかということを話 していただけますか。
竹島さん:難しいな。
ぱんだ:自分だったらこうしていますというお話でいいんですが。
竹島さん:私はやはり幸せと可能性のバランスを大事にしていて、あとはもう本当に自分が好きな自分を大事にしています。
ぱんだ:いい言葉が出ましたね。『自分が好きな自分』ってどんな自分ですか。
竹島さん:言葉で難しいですよね。
ぱんだ:自分が好きな自分というのは、それだけでもすごく響いてる方はたくさんいると思いま す。 自分の好きな自分という気づき方はありますか。それが出現していても気づかない人もいるんですよ。そんな贅沢を言ったらダメだとか思って消しちゃったり。
竹島さん:何が好きかなどを明確にはっきりくっきりさせていくと、それが満たされた時そういう場に居る時そういうことをやっている時、ちゃんと自分を生きてるなという感じがした時に、その自分というのは『自分の好きな自分』です。
ぱんだ:皆さん今の言葉を忘れずに覚えておいてくださいね。 あっという間に時間がやってきましたが、今日はお忙しいなか本当にありがとうございました。
【対談】範田遥洸×竹島愛佳さん ~幸せと成果のバランス~
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