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NLPで渡邊さんの得意なこと/渡邊正徳さんインタビュー 第四部

NLPで渡邊さんの得意なこと/渡邊正徳さんインタビュー 第四部

 

診療所の事務長、カウンセリング、コーチングをされいてる渡邊正徳さんに、NLPを軸にお話をお聞きしました。

 

第三部では使命天命に出会うことについてお話しいただきました。
第四部はNLPで渡邊さんの得意なことのお話です。

 

 

ぱんだ:価値観がわかったとして、この価値がどういう時に自分に利得を生む側に働いて、どういう時にマイナスを生む側に働くか。その価値が発動する基準が人にはそれぞれにあると思うんですが、そういう価値基準もNLPの中でワークをすることで知ることができますか。

 

渡邊さんNLPでは価値基準も大切にしていて、専用のワークもあります。先ほどの三人のセラピストの研究をしていた時に、モデリングというものが最も重要視されていました。モデリングで一番大事なものは価値基準とその人が使うストラテジーなのです。

 

ぱんだ:ストラテジーって一般に言われるような戦略的なものも含まれますか。

 

渡邊さん:NLPの用語で一般的な戦略は含みません。どちらかというと、特定の結果を導き出すための視覚・聴覚・体感覚パターンに近いですね。

 

例えば「あなたは朝どのように起きますか?」という質問に対して「目覚ましがジリリリと鳴ると、ハッという感覚が浮かんで、それによって飛び起きないといけない!って起きます」と回答したとします。この場合まず、ジリリリという音が耳に入ってきます。耳の感覚を使ってここから想起される体の感覚、その胸の感覚に入って、自分の内側から「起きなきゃ」という声が聞こえるという感じ。

 

これを分析していくことによって、この人はある特定の結果を作る為にどのように感覚を使っているかがわかります。それを自分の中に取り入れてみて同じ結果が出るのか、それとも別のことを入れた方が同じ結果が出せるのかというような、成功するためのパターンが分析できるのがストラテジーです。

 

ぱんだ:刺激に対しての反応とその過程、プロセスということでいいですか。

 

渡邊さん:はい。その通りです。

 

ぱんだ:これは習慣化に対して条件付けていくことで変えていくことができそうなんですが、それで合ってますか。

 

渡邊さん:はい。

 

 

ぱんだ:そういうことも、NLPを学んでワークを提供している人のところで扱ってもらえるという認識でいいですか。

 

渡邊さん:はい、その通りです。

 

 

NLPで渡邊さんの得意なこと

 

ぱんだ:渡邊さんご自身がNLPでできること、得意としていることはどういったことですか。

 

渡邊さん目標設定を大事にしています。これなら絶対達成したい!というところを目標にして、それをありありと感じながら目標設定をする。またはもう目標があってそこに向かっているけれど、なんだか行動がうまくできないというようなところ、ブロックなど止めているもの、それを外していったりということをします。

 

NLPはコミュニケーションだと言いましたが、それはセールスやクロージングにも使えます。セラピストや整体師の方が自分でやり易い形でリピートがとれるようにクロージングしていくお手伝いもしています。他にNLPのエリクソン催眠など色々と取り入れたヒプノセラピーのような誘導催眠もやっています。

 

ぱんだ:渡邊さんがもっているNLPの技術やスキルを使って、一番成果が出やすい人ってどんなジャンルでしょうか。

 

渡邊さん:今実際に成果を上げているのは、セラピストや整体師の方々です。これはお金に結びつけた場合ですが、リピーターが増えるとか思いが発信できるようになる、集客ができるという点でもそういう方が多いです。あとは主婦の方が、日常的な不安や不満から、少しずつ日常も楽しくなってきたと感じるように変化してくということもあります。

 

ぱんだ:来た人のニーズに合わせて提供していくという形が多いということですね。

 

渡邊さん:はい、その通りです。

 

 

 

 

なぜ心理学が発達してきたのか

 

ぱんだ:わたしは、NLPも含めて心理学がなぜ発達してきたのか、考えることがあります。渡邊さんはどう思われますか。

 

渡邊さん:考えたことなかったです。

 

発達するということは、発達を求める人と発達させたいという情熱のある人の需要と供給があったと思うんです。その観点で見た時に面白さとかロマンがあるのかなと感じました。人に関する事は、再現性があったりなかったりで、なんでだろうと思います。ある方法で、誰かは成功するけれど、誰かは成功しない。そこに対して切り込んでいく。人の内側に切り込んでいった時に、この法則があるから再現性ができたとわかる。というような研究の面白さ。実際に再現されたことによって幸せになれるとか、より成果を上げられるのがわかると、それなら自分も。という人も結構いるのかな。

 

そういう見えない世界の法則を読み解いていく面白さと実益が備わったところなのかなと思います。

 

ぱんだ:だから心理学が発達してきたのかなということですね。

 

たとえばアメリカなどでは、自分のメンタルを扱ってくれる人、それもできるだけ有名だったり権威がある方と関係を繋げていると、自分のステイタスにもなるし社会的にもいい影響を与え易いんですけど、日本はそういうところを隠しますよね。これは単純に国民性でしょうか。

 

渡邊さん:多分社会風土でしょうか。日本では、メンタルなんとかって所に行ってると自分が病気だと宣言してると思われやすいのかな。メンタルコーチをつけていますと言った時の相手のリアクションが、メンタル壊したの?ではなく成長したいの?になるとまた変わると思います。

 

ぱんだ:そうですよね。自分をよりよく伸ばしていく時のために、必要な援助としてできるだけ技術的にも論理的にも人として優れた人をサポートとして入れたいと思いますが、日本人はなかなかそれができないのは、やはりそこを気にするからですよね。

 

これは最初の方に話していた社会通念や周りの人がどうのではなく、自分が求めるものを素直に手に入れることを選べる人が増えたら、ちょっとは変わってくるということですね。

 

 

渡邊さん:そして実際にそういう人が大きな成果を上げていった時に、じつはメンタルコーチに多くの力を借りていると言うと、また波及もあるのかな。

 

ぱんだ:渡邊さん視点だとそういう社会になるにはどのくらいかかりそうですか。

 

渡邊さん:何の根拠もないですが、5年くらいでなってくれるといいですね。ちょっと前に比べるとコーチなど、人を支援してくれるものが凄く増えてきたと感じます。

 

例えば会社に所属するのが当たり前の頃は副業は禁止でしたが今は変わってきましたね。ここで大きく突出した人の後ろにメンタルコーチがいてセットだという印象が生まれると、一気に広がるのではないかと思っています。

 

ぱんだ:アメリカだと大統領や会社の代表が対外的にコメントするときシンクタンクが集まって演説の原稿をつくりますね。天気や気温が変わった時用にって、ひとつの演説に対していくつもシナリオを作ったりしますが、日本のトップは採用しませんね。これはいかがなものでしょう。

 

渡邊さん:自分が発信していくことに対する影響への意識や責任感がまだ育ってないのかな。そんなこと言うの?みたいなこと結構多いですよね。

 

ぱんだ:トップの方はさておき、個人レベルで自分が思っていることをどう発信するとどう伝わるか、心底望んでいることを伝えるためにはどうしていったらいいか、そういうところを考えるためにもNLPは役立つと認識しているんですが、どうでしょう。

 

渡邊さん:その通りです。

 

 

ぱんだ:渡邊さんから、こういうことに困っていたら、来てくれたらいい感じで収めることができますっていうことがあればお伝えください。

 

渡邊さん自分が本当に欲しい目標に行きたいけれど、それが浮かばないとか、とりあえず決めてみたけどよくわからない、そういう人のお手伝いをさせていただけたら嬉しいと思います。あとはブロックとかやる気とか、そういうのもご相談いただけます。

 

ぱんだ:ブロックややる気というのは、どのように扱われますか。

 

渡邊さん:実はブロックはNLPで一番取り扱う技法が多いものです。インプットから受け取るものを変えたり、プログラムを書き換えてブロックに対する認識を変えるとか、ブロックそのものが出たらすごくやる気になる、という形で対処します。

 

やる気に関しては僕の中でまだ研究途中ですが、一番は、本当にやりたいことじゃないことをやりたいと言ってるからやる気がでないんじゃないのかっていうことです。だからもっと深くインタビューしていきながらその奥を見つめていって、本当にやりたいことに向かっていくのがポイントだと思っています。

 

ぱんだ:たくさんお話してくださって、本当にありがとうございました。

 

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