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あっこさんの得意分野/板垣昭子さん 対談 第三部

あっこさんの得意分野/板垣昭子さん 対談 第三部

 

板垣昭子さん対談記事をお届けしています。
こちらは第三部です。

 

第二部はこちらです。
第二部

 

ぱんだ:人の記憶や認識が同じ出来事であってもすごくバラバラだと小学生の時に気付いてから、いろいろ観察するような癖がつきました。大きくなってから兄弟と母親に昔こういうことがあったという話をし始めたら、全員が覚えてたんです。だけども私以外の3人は全員それぞれ自分が被害者だと認識してたんです。これは当然普通に起こることです。

 

一つの体験を自分の主観に沿って編集して記憶するというのは、なかなか分かりづらいと思います。ただこのことを知っておくと、物事を変えて行く時に過去体験によってできた傷などが変わりやすいと思っています。 あっこさんは実際にお話を聞いていて、そういったことを感じた時どういうふうにアドバイスされるんですか。

 

板垣さん:そのイベントなり問題なりがあった時に、じつのところ潜在意識的、無意識的には全部のことを記憶しているのだと言われますね。お手伝いするのは、基本的には「投影を取り戻す」ということです。それと他でもない、自分自身がその認識を選んだんだ、という自覚を少しずつ取り戻していただくということだったりします。

 

関係性に関しては相手の立場に立ってみる、とか、過去の自分自身のことをも思いやるってことですよね。成長した今の視点で、小さい頃の思い込みを書き換えるようなお手伝いも、やはりさせていただいたりしますね。

 

ぱんだ:相手の立場になってみるという視点や認識はどうやっていくと育つと思いますか。

 

板垣さん:機会があれば家族療法なども行っていますが、現時点では、それが全く不必要な人はいないと思っています。当然ながら、ネガティブなパター ンのそもそもであることがほとんどですよね。

 

ただ客観的に、例えば母親という人が、一人の若い女性として相手を選び、子どもを産むことを決め、どの哺乳瓶を選んで、姑に何か言われた時にどう悩んだのかっていうことを、改めて見たことがない、という人がまだまだ多いと思うんです。

 

あの人はお母さんだから私をケアして当然、っていう子供の意識から、一人の迷える女性として精いっぱいだったんだな、っていうものの見方まで、お話していると、ご自身も今となれば子供がいて悩んできたから分かるとか、それはどんな方であってもある程度、視座を上げていくことはできると思うんです。

 

もしそのようなことを、今は扱いたくないという状況の方であれば、きっと私とはそのタイミングでは出会わないもの、と思っています。

 

ぱんだ:会わないっていうのがもうわかってるんですね。

 

板垣さん:そうですね。潜在意識は分かっているはずだから、セラピーのタイミングが合わない状況であれば、不思議とご縁やご都合が合わなくなって会いに来られないものだと思っています。

 

ぱんだ:それはすごい受容と共感を求める人が、私のところにやって来ないのと似てるかもしれないですね。

 

板垣さん:そうかもしれないですね。それぞれに得意分野があって。

 

 

 

あっこさんの得意分野

 

ぱんだ:得意分野というすごくいいキーワードが出ました。

 

話を聞いていて、あっこさんが心理学について人というものについて学んだり経験を通じて深く広くいろんなことを知っていっているのが分かりました。 その中であっこさんが得意とするジャンルや、こんな人は私と会うと成果が出やすいという人がいたら、それはどういうグループなのか聞かせていただけますか。

 

板垣さん:まずは、私自身が子育てが苦手で全然上手じゃなかったと思っていましたので、妊活で悩んでおられたり、子育て中で大変なママさんたちですね。

 

そして、できれば旦那さんともっと仲良くし たいと思っている方。 私は離婚というものも、否定は全然していないんですけど、どんなスタイルであっても 「パートナーがいる幸せ」は諦めないでほしいなあと思っています。 他には女性性を扱いますので、いわゆる修道女や魔女系の方など、不思議な性質をなんとなく自覚しているんだけど、どういう方向で活かしていけるか迷っている方。宇宙人ぽいっていうのがしっくりくる宇宙系の、地球で上手にやっていくにはどうしたらいいか、ていうような方も、多く出会わせていただいています。

 

自分もそういう感覚があったり、お客様にも多いので、びっくりせずに普通な感じでお話しています。気楽に話せる関係が持てること自体、まだまだ癒しになるかもしれないと思って。

 

あとはもちろん、プライベートな性に関するご相談も多くいただきます。産前産後やセックスについてなど、パートナーシップがテーマになることがほとんどです。

 

今の日本でも、女性として嫌な思いもしたことがなく、全くもって健全という方って、むしろ少ないのではと思うんですよね。何らかの形で楽になっていただけると嬉しいですし、お話するだけでも、手放していけるものはいっぱいあるのではと思います。

 

 

ぱんだ:大きく分けて2つのグループに分かれているように思いました。 一つは自分の在り方やユニークスキルを環境にどう合わせていくのかを提案できる人たちと、ふたつめは女性として生まれてきた女性ならではの体験によるいろいろな問題を解説していくのがすごく得意なんだなって。

 

板垣さん:うまくまとめていただいてありがとうございます。

 

ぱんだ:今みたいに明確に話せるようになるのはそれなりに期間はあったと思うんだけど、何となく最初から肌で感じるようにわかっていましたか?

 

板垣さん:思えば、縄文系、アース系の方と私が呼んでいるグループの方の、 「お金のブロック」を外していくのも得意だったんです。どの場合でも、真逆のエネルギーが強いか、もしくは自分自身がそうだからっていうのが得意分野 になると思うんですね。

 

いっぱい本を読んだり、師匠について学んでカバーできる部分は多々ありますが、もちろん自分が悩んで体感したことの方が強く伝わります。お客様も、たくさん学んでいらっしゃる先生や講師の方も多いので、互いの分野や変わり目を感知して、お選びくださっているのかなと思います。

 

 

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