株式会社ぱんだ堂公式ホームページへようこそ。

今一番好きな 着物/谷脇節子さん対談 第二部

今一番好きな 着物/谷脇節子さん対談 第二部

リラックスランジェリー COSture(コスチュール) オーナーデザイナー、イベントプロデュースをされている谷脇節子さんとの対談記事をお届けします。

 

こちらは第二話です。

~心地よく在る・素直に暮らす~

 

 

今一番好きな 着物

 

ぱんだ:ではその進化の行き着く先が自分でも分からないかもしれないんだね。私が見ている限り、いつも楽しいこととか自分が興味があることにフォーカスすると、一定期間それに没頭するよ うな気がするんですね。今何か没頭してたりすごく好きっていう物があれば聞かせて下さい。

 

谷脇さん:見た目でわかるようにこれです。 (この日着物でお越しくださいました。) 着物にすごくはまっていて、はまりだしたのがまだ今年の頭の方ですかね。

 

 

ぱんだ:一説によると、と言うか私はよく知っている仲ですけれど、お洋服好きで着物あまり興味がないって聞いた記憶があるんですけれど。 これは私の記憶の間違いではないですか。

 

谷脇さん:今年の1、2月までそう言っていたと思います。

 

ぱんだ:何回か聞いたことがあったんだけど、それは何か劇的に変わるような体験をして、着物良い!って思われたんですか。

 

谷脇さん:今も入学式とか結婚式とかに着るような着物にはあまり興味がないのは変わりありません。

急にいいと思うきっかけになったのは、三重県で作られている伊勢木綿という生地の着物を着ている友人がいて、伊勢木綿の話を知りました。その生地がチェックが色々あって可愛かったので見てみたいと思って、お店に一緒に行ってもらいました。触り心地がすごく良くて、これで何か服を作ろうと思って反物を手に入れたんです。

 

それをわさわさ触って考えている時に、反物を変なカーブで切って変な風に使ってもったいないことしたら嫌だと思ったのと、反物のこの幅でどういう風に着物を作っているのかな、それを洋服を作るヒントにできないかなと思ったのが、興味が湧いた一番最初かもしれないです。

 

じゃあ、知人で和裁ができる子に肝心の作り方を教えてもらおうと思って行って、作ったらかわい く着たいと思って検索をしました。そうしたら女優の蒼井優さんがすごく素敵に普段に着物を着て いて、ドラマの画像だったんですけど、こういう風に着たいと一旦思ったら着物着たい!となって、 もうそこからガーっとはまりました。

 

ぱんだ:実際に、毎日ではなかったとしても多くの時間を着物で過ごすようになって、自分にとって今まで当たり前にやってた炊事洗濯お掃除というのが、着始めた頃はやりにくくはなかったですか。

 

谷脇さん:最初はやっぱり慣れないし、いろんなところが気になるという気持ちはあったんですけど、ふんどしパンツじゃないですけど着ていて心地いいんです。

 

可愛いと心地いいが揃ったのでこれでいいなというので、何なら着ているほうに合わせて、動きですとかも変えていこうかなという感じです。

 

 

ぱんだ:私もたまに着物を着るんですけど、女性はそもそも男性みたいに大股では歩かないと思うけど、歩く時に気忙しかったりして表をガシガシ歩いたりするから、着物を着て歩くと歩幅が合わないんですね。何の気なしに歩き出すとつっかえると言うか。そういうのが私の場合はあったんだけど特になかったですか。

 

谷脇さん:歩き方も変えたっていう感じです。1日2日で習えるような着付けを習ったんですけど、 歩き方も下駄を履いてこう歩くんだよと教えてもらって、下駄で歩くと歩幅広く歩けなかったので、 ちょうど問題なく。

 

でも最初は思ったより進まないんです。

 

ぱんだ:それありますよね。 普通にズボン履いて生活をしてたら若いと階段でも段抜かしとかで行くけど、着物を着た女性だと階段を一段ずつ上がって行くということを聞いたことがあって、元々そういう感じで神社やお寺の階段とかも作られてたのかなと思ったんですよ。

 

谷脇さん:狭かったり低かったりしますよね。

 

ぱんだ:着物を着て心地よくて可愛かったりリラックスするというのがあって、じゃあ着物に歩き方や動き方を合わせて行こうというのは、私からするとすごく目から鱗です。

 

谷脇さん:やっぱりそれも心地よかったから。

 

ぱんだ:あくまでも心地よいがキーワードですね。

 

谷脇さん:進まないんだけど心地よいと言うか、何て言うんでしょうか。

 

 

ぱんだ:そういうふうに、着物をある日急に着はじめて、それが日常になっていくのを、お子さんとか旦那さんはどういう風に受け入れると言うかどう反応されたんですか。

 

谷脇さん:最初はパジャマから入ったんです。

 

ぱんだ:パジャマってあの寝巻きと言われるやつですか。

 

谷脇さん:パジャマを浴衣にしたんです。

 

普通の帯も後ろで結んだ浴衣で寝ると宣言したんです。着付けを習ってきて、着物で寝るといいと言われたから私は夜は浴衣で寝ますと。へぇと言われながらも浴衣で寝るというのは続けてたんです。

 

主人は最初は「寝れるの?」という感じでした。しばらく続けて、昼間にも着ると言って着出しているので特に何も言わず、ただ昼間着るようになったら息子の方が何でパジャマなの?って聞いてきました。

 

ぱんだ:確かにそれは素直な疑問だね。

 

谷脇さん:こっちはパジャマじゃないよ、あっちはパジャマだよと言いました。そのぐらいで、出かけていっぱい歩く時は洋服を着ていくので、今も別に何か言われるということはありません。

 

 

続きはこちらです。
家庭、夫婦、イベントについて

 

アーティスト対談一覧記事はこちらです

ぱんだ対談シリーズ