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【考える】1、考える・悩む・物思う

【考える】1、考える・悩む・物思う

考える

1:考える、悩む、物思う

2:気分や周りの人の機嫌につられてしまう時

3:悩みしらずの思考法

4:事実と編集された記憶

の4つの記事でお届けします。

 

 

考えるとは

私が考える、考え方を聞くときは
『その人がスタートからゴールに向かってどういうふうに物事を捉えて考えるか』
ということを聞くんですね。
考えるの一つの側面はそういうものだと捉えています。

 

スタートからゴールに向かってというと
そういう目標設定の話じゃなくてと
言われることもありますが。

 

例えば、夫婦が子どものことで意見が合わなくて喧嘩してたとして
仲良くしたいとことであれば『仲良くしたい』が曖昧だけど求めるものじゃないですか。
子どものことで意見が合わないというのも、
曖昧だけれど、それがスタートになりますよね。

 

スタートからゴールに向かって、その人がどう考えるかを聞きます。
生きやすくする為の悩みしらずの考え方という風に捉えています。

 

 

 

悩んでいる状態

人は悩んだりするといいますが
悩んでいる状態というのは
未解決な案件を持っている状態
という風に捉えているんですね。

 

 

未解決ということは、答えがあるけどなかなか上手くいかないのも未解決。

現状は分かっているけれど、どうやれば解決するかが分からない。
解決策や方法が分からないのも未解決。

 

今どうなっているかわからないし、どうなりたいかも分かりません。も未解決になります。
未解決の案件があるとき、人は悩んでいる状態になります。

 

 

悩んでいる時を『一日無駄なことばっかり考えてる』と表現する人がいるのですが、ほとんどの方に対しては「それは考えてるんじゃないんですよ」というように言います。

 

売上を上げたいとして、コンサルティングを受けたりして
「言われた通りにやろう!」
でも家族に時間とられて思うようにできない。
課題が苦しい、やらなあかんし、売り上げ上がらへんし、
コンサルティングの時に言わなあかんのに怒られる、とかって。

 

これは売上を上げるために、売上を上げる為の事を考えているんじゃないですよね。

 

 

出来ない状態の自分、やらなあかんことがあるのに出来ていない。
出来ていないから次のコンサルティングの時にまた言われて怒られる。
怒られへん為にどうしよう。とか、怒られたらどうしようとか…。

 

それは自分の内側から湧いてくる思いとか、感情とか、つぶやきみたいなものですよね。

 

断片的に出て来ていて
気付いたものに対して食いついて考えちゃうとか。

これも『考える』って言う言葉を使うけれど
どちらかと言うと『物思う』に近いかも知れないですよね。

 

だからその1日中くだらないことを考えてしまうとか。
不安なことばっかり浮かんでついつい考える
というのは…。

考えていないというのは、そういうことです。

 

考え方については色々な定義があるし
そういうのも考えるうちに入ってはくるんだろうけれど
ぱんだ堂というか、私の中では、「考える」という時にはやっぱり
『スタートからゴールに向かって、それをその人の中で未解決な状態から解決済にする』
考えるというように捉えています。

 

 

 

「まず内容について知りましょう」

―どうなってるかもわからない場合の未解決の取りかかりは、どうしたら良いですか?

 

これは割と共通してるんですね。
どういう物事で案件の大小とか、重要度とか関係なく
「まず内容について知りましょう」
ということを言うんです。

 

例えば先ほどの例で、子どものことで意見が合わなくて、
夫婦うまくいっていないから仲良くしたいとかって言われたら。

 

これはさっきは曖昧だけど、スタートとゴールがあると表現をしました。
「じゃあ子どものことで意見が合わないっていうのは、100個項目があったとしたら、100項目全部意見が合わないですか?」
と聞くんです。

 

「いやそんなことないです」
と答えが返ってくるとします。

「じゃあ何についてよく意見が合わないとか、全く意見が合わないですか」
と再度、尋ねる訳です。

 

例えばお母さんが、経済的には正直きついけども、
子どもが行きたいと言っている私立の学校に行かせてあげたい。
そのために自分もパートもしようと考えています。

 

でもご主人は、
我が家みたいな中流の家庭の中で、
私立の学校に行かすほど余裕がないし、
ご主人から
「パートに行ったら家のことはちゃんと出来るのか?」
みたいなことを言われて話が進みません。となった時に
「じゃあそれが意見が合わないっていうことの、大きなものなんですね」
と言って確認をするんですね。

 

そして「それはどうなればいいんでしょうね?」と問いかけます。
それがどうなればいいか?
少なくともお母さんが、今どう捉えているかっていうのを聞くんです。

 

聞いて「うまくいけばご主人が理解してくれて」
という風に言われると
「ご主人がどう理解して、どうなればうまくいくって思えるんですか」
とか聞くんです。

 

曖昧なものをできるだけ言語化してもらう為にまず「考えてもらう」という作業をします。

 

わからなければ問いかける程度でもいいよって。
何回もやってると反応するかもしれないですよね。

 

でもまぁ普通にやらないですよね、なかなかそういう作業
夫と合わへん。子供のことを大事に思ってないんだみたいな。
というように。

 

考えるという作業せず
感情であったり、思いというものが優先し
重要視されてしまい
その感情とか思いに誘発されて
日頃の不満とかっていうのも含まり
うまくいかない要素だけが膨らんでいったりします。

 

その考え方でいくとそれを解決したい。
収めたいのであれば
『解決するための考え方、手段、方法、接し方』
『収めるの考え方、手段、方法、接し方』
をする必要があるんですよ。

 

 

でも求めてるのは解決であるのに
解決しないための感情を優先し
「あの時もこうだった」
「この時もこうだった」を
やるという、矛盾を生んでいるんです。

 

この矛盾にも気付けないというのが、

ご主人との意見が合わず
「子供のことを大事に思ってないんだ」
というような誤った認識になる訳ですよね。

 

ご主人がもし
「分かった。そんな理由だったらヨシとしようじゃないか!子どもの行きたい学校に行かせてやろうじゃないか」と言ったとしますよね。

「でもパートに行くんだったら家のことちゃんとやってから行けよ。俺にも子供にも不自由かけるんじゃないぞ」
とか言われたらどうしますかとかと聞くんです。

「頑張ります」
と言われたら
「本当に頑張っていいんですか?」
聞くんです(笑)

考えて下さいよって。

 

 

今の生活の中にパートで外に出るって言うのが入ってきました。
パートが稼げる何万円かを得るために、
やらなきゃいけない事というのを考える必要があるんです。

今までやっていた事はどうする?
となった時に、それを一人でできるものなのか?

夫婦共働きという形になるんだから、
夫婦で分担するっていうのも考えられるし。
いや待てよ!
そもそもお前の学校のためなんだから、お前もやれることをやれよ。
という風に家族3人で分担するっていうのも考えられますよね。

 

ハートを包む手

 

可能性として少なくてもその3つがあるのに、
なんで全部自分で引き受ける一択みたいになるんでしょうねって。

 

そういう事とかも含めて、家族でちゃんと話し合ってみたらどうですかというようにしていくのです。

 

実際にどのように考えていくと良いとか
どういう要素について話し合ってみると良いかとか
そういった事を明確にしていくという事が考えるという事です。

 

では、これが本来あなたが求めていた解決する為の考え方だとしたら
なんで子供のことが可愛くないとか。
あの時もあんなんだった。
私にもそうだった。とか、
家族のことを思っていない。
とかっていう風なことを考えたんでしょう。と聞くと

「実際にこういうことがあってこういうことがあって、こういうことがあって、今回のことがあったからそう思いました」
と返ってくる事があります。

「確かにそれはあった出来事だけど、それが重ったからといって、どうして家族を大事にしていない。ということとイコールになったんでしょうね」
と更に問いかけます。

(このあたりは『選択の基準』とか『行動の基準』のコラムの内容と重複するところがあります)

 

これが、内容を明らかにするということです。

 

そうしないと曖昧なままずっと燻っていて、
描いているものや自分の胸の内にあるものが
家族で全然別物になっているとか。
今の話のパターンだとそうなりますよね。

うまくいかない世界の中で不満だけ感じて、なにかこう変な方向にずれていたりということも起こります。

 

求めているものに対して、どう考えてどのような手段方法を取っていけば良いのかというのを考えます。

 

今、あなたの中にあるのはそれは考えるではなく
思いとか感情とかふと湧いてきたものに対して
情緒的に反応してるだけだったりということ全部を分けていくんです。

分けていき、求めているものに必要なものだけをピックアップしていきます。

 

これが解決するための考え方、悩みしらずの思考法です。

 

続きはこちらです。

2:気分や周りの人の機嫌につられてしまう時